豚解体


俺達はこうやって捌かれた豚を食べてるんだな、と実感。
自分以外の動物の気持ちはわからないけど、
こいつは、最初から自分が食べられるためだけに育てられていたというのがわかっていたのだろうか?
わかっていたのなら悲しい、わかっていなくても悲しいな。
「あー、そろそろ出荷されちゃうのかな。
 出荷されたら死んじゃうんだよね。」
など思っているのだろうか?
もっと広い世界を見たいとは思ったりもするのであろう。
人間は、人間を食べたりなんてしないから、
人間は生きて、広い世界を、色々な夢を見て、生きているが、
家畜はそうはいかない。
最後には人間の食料になってしまう。
知ってるか?
普通に売られている豚肉って、まだ子供の豚の肉なんだぜ。
まだ乳歯が全部永久歯に生え変わっていないのに、
100kgを超えたら、出荷されていくんだぜ。
子供のまま、大人になれないまま、
人間達に食べられちゃうんだよ。
そう思っていても、結局肉を食べてしまう。
無茶苦茶なのかもしれないね。


オスの乳牛(ホルスタイン)も結構かわいそう。
オスって使い物にならないらしい、
種牛になるのなんてほんのちょっと。
他は大きくなれば屠殺されて肉になって国産牛として売られちゃう。
しかも、オスは大きくなって、危ないから、
あまり望まれない。
輸送途中にストレスで死んでしまうこともあるらしい。
和牛や豚はオスでも去勢されて終わってしまうわけだけど・・・
感情論はあまり好きではないけれど、かわいそうだと思う。


ちょっと、畜産科らしく、家畜について書いてみました。
ちょっとしたトリビア的なものもあったかもしれないですね(笑)
今日解体された豚は、バーベキューで食べさせていただきました。
美味かったですよ(爆)