泣くってこと

先生が、換気扇の中に作られたすずめの巣を壊していたら、
すずめの雛が出てきたそうだ。
で、先輩がその3羽の雛を持ってきたわけで・・・
俺はちょうどその時、担任と教育実習の先生、そして生徒2人と
学校の水路にてメダカを捕ってました。
まだ目も開いていない雛、もちろん人が育てるのは難しそうな。
結局、教育実習の先生と、生徒2人と俺とで


生きたまま


埋めました。
先生には首の骨を折って安楽死させるのが一番いいと言われましたが、
生徒2人は凄く拒んだんですよ。
というか、女子に首の骨折って・・・てのはできないよね。
埋め終わったあと、2人は泣いてました。
この2人は、短時間だったけど雛に水を飲ませたりとかしていたみたいです。
その結果がこれ・・・
でも、こういうのっていい経験になると思うのですよ。
最近の子供達は、「殺す」ということに抵抗がほとんどないような気がします。
こうやって、生き物の「死」というものにも、最近の子供達は出会えないのでしょう。
そうこうしていくうちに、感情が偏ってくるんでしょうね。
この2人みたいに、泣けるって素晴らしいことだと思いました。
自分は泣けなかったです・・・
女子の前だったってのもあるのだと思うけど、
自分は沢山の生き物を殺してきたわけで・・・
すでに悲しくて泣くということもできないのかもしれないですね・・・


最後に、自分が死んだときに、
こうやって泣いてくれる人が居ることを願いたいです。